それぞれのセレッソ戦20131110


4万人以上の集客が期待されたセレッソ戦は週末になると崩れる天候だけが気掛かり、それが蓋を開けてみればキックオフと同時に陽光が差し眩しいほどに回復。
初のJリーグ生観戦の方や味スタ初観戦になった多数の招待客の方にはJリーグ面白いじゃないかと感じて貰えたと思うので、また試みるなら思い切って消化試合になったシーズン終盤じゃなくて次の試合の選択肢が多い夏休み前とか連休前にしたらどうかと考えたりしてました。
味スタで4万人以上の集客を期待するとすれば浦和戦を始め他力本願のケースがほとんどで、満員に近いスタジアムの迫力は相手チームの勢いを誇示させる事と引き換えにしか味わう事ができないものでありました。
でも、今回は違う。見事に相手サポーターをゴール裏の三分の一程度に押し込めてグルリとホーム席で囲ってしまう、余裕を持っていた緩衝地帯を開放した時に流れて行ったのはアウェイ観客じゃなくてホーム側。今回一番感動した風景です(それしかないのか)

今回は家族と一緒だったのでG2 二階席から観戦、俯瞰で観ると分かり易い。高橋選手の累積警告による欠場、負傷によるヨネの途中交代と中盤が全く別物になった為かも知れないけど、相手DFを剥がす様に剥がす様に意図を持ってボールが廻るセレッソに対して、渡せる人に渡してるとしか見えない東京のパスまわし。戦術柿谷かもしれないけど、やることがハッキリしてる事とチーム一丸になっていることでは相手が上回っていると感じた。
膨れ上がったスタンドの熱気で消されたのかもしれないけど、ふと感じた一抹の寂しさはシーズン終盤のいつもの奴で、いつまでもファン、サポーターしてクラブを追い続ける者の想いとプロしてクラブと向き合わなければならない選手、監督。ポポさんの選手起用も勝つためと言うより、情が入ってる感じもして、、それぞれのシーズンが終わろうとしてると諦める時なのでしょうか。
試合終了後、周りの客席の足元に置き去りされたゴミは何時もより多くて招待「客」様だからと「お・も・て・な・し」とか言いながら嫁と一緒になって半笑いしなが片付けた。これが無くなってスタジアムが満席になった時、東京は強いよ。