全部入りだよ、鳥取戦110702


 3点差でロスタイムに入っても『急げ〜』とか『上がれー』とか盛んに煽る人の近くに座ってしまったものだから、何となく落ち着かないまま
試合終了となりましたw

 3-0完封での5連勝、J2J1両時代を通して振返ってみても、記憶のない勝試合、今日ぐらいは素直に喜んだらと思うのですが、世の中色々な人が
いるものです。

 さて今回は、ゲゲゲDayは本籍対現住所の戦い、そして夏を告げる350発のハーフタイムの花火と、お馴染みのイベントも少しばかり気合が入っているように窺えます。そして、事前の告知とニュースではルーカスの挨拶とインテル長友選手のVIP観戦もあるかもとの事で、連勝を気にしつつ味スタに向かう足取りも軽やかでした。

 試合の方は、セザー、高橋秀人、森重の得点と後半に3ゴールと畳掛けましたがジリジリした前半には得点の匂いを感じる場面は少なく、ひたすら相手の疲労を誘い出す作戦を遂行しているが如しでした。試合を追う事に得点する時間帯が後ろにシフトしているものの、先制点を手にする幸運はこの日もこちら向きで、得点後は選手の落ち着きと余裕が自信となって形に現れる感じで今年のスタイルが見えつつあるのと言ったところでしょうか。
 離陸(先制)と着陸(クローズ)には個人のパワーと判断力を使い、安全な高度と安全な速度域(リード)に達したら自動操縦に切り替わる旅客機のような勝利のフライトプラン、安心の試合運びが見え隠れするようにまでなりましたw

 この日のお立ち台は3戦連続得点の森重選手、そして2試合連続目の醒めるようなミドルを決めてくれた高橋選手になるのでしょうが、得点までの過程にいる羽生選手、そして途中交代できっちり仕事をした大竹選手の活躍が『これは本物かも』と思わせてくれるワクワク感を与えてくれて感動しきりで御座いました。確変モード途中の高橋秀人選手が俄然注目されていますが、練習生だった頃を知るファンの方々はインカレやユニバで活躍する彼の姿を思い出す事になりました。なかなかプロの試合の中では守備の部分の甘さが先行して、持ち前の攻撃性やキャプテンシーを発揮できない印象でしたが、ついに居場所を見つけたと言うか東京のユニが似合うようになってきました。

 もう本当に、全部入りと言うか嬉しいばかりの週末でありました。心配事は試合の天気と師匠化しつつあるヤザーにルーカスが伝染されやしないかそれぐらいですw